そばにいれたなら







「はやく」




ほら、急かしてきた…。

今まで脳内でも呼びすてにしたことなんてないのに…!



「れっれれれれれレ…………ィ」



言………えた??
かなり無理矢理だったけど…



ちらっとレイさん…レイを盗み見ると



すごい笑ってるし。




「今のはアウトだろ」


「いやいや!セーフですよ!」



まだクスクス笑ってる…。
あたし完全に馬鹿にされてるよね。



「ま、いーや。これからレイさんって呼んだらキスね」




やっぱりこの人キス魔だ。



「あ、やっぱり一緒にお風呂でも入る?」



「はっ入りません!!!」



また笑い出したレイはベッドからおりて
テーブルの方へ歩いて行く。


あたしもそれを追ってテーブルに近づく。





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