そばにいれたなら







この日が本当のあなたが見えた





はじめての日なのかもしれない。





自分のまわりを見えない壁で囲んで





誰も踏み入れないあなたを





あたしは少しでも





変えたかったの。





そばにいようと思ったの。





偽り続けて何もかも手に入るなら





たとえそれがあなたでも





あたしはいらない。





本当のあなた以外あたしはいらない。





でもあたしは高校生だった。




あなたは――……




大人だった。




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