そばにいれたなら
別にショウ君がどんな人なのかとか
マキとどんな関係なのかとか
ぜんっぜん…、気にならないけど。
もしも彼氏だったらさ
ここにいるのまずくない?
いや、第一さ
高校生がこんな男の家いるのすらおかしいと思うんだけど。
でもそれをマキに言わない俺は
やっぱり淋しがり屋なのかもしれない。
そんなことを考えてるとマキが
携帯を見にこっちにきた。
俺の前から自分の携帯をとって
立ったまま携帯を開く。
それを下から見上げる、俺。
ジーッとマキを見てると携帯を見つめる
マキが少し動揺したのが分かった。
なんだろ?
やっぱし彼氏からだったのか?
するとマキの瞳が気まずそうに俺を捕らえた
「見て」