そばにいれたなら
差し出されたマキの携帯。
見ても良いのか?なんて思いながら
携帯をうけとる。
差し出された携帯はメール画面
が表示されていて…、
[ちょっと急ぎで会いたいんだけど午前時間ある?]
あぁ、そういうこと。
今日はもう帰るのか。
いつもだったら俺が午後から寝るの知っててお昼頃までいるのに。
今の時刻は午前8時。
ここにいれたとしてもあと1時間くらい。
まぁ、良いけどね。しかたないし。
「あ!でも洗濯と朝ご飯は作っていくから」
「ありがと」
やっぱり俺は弱すぎる。
誰かがそばにいてくれることに
慣れてしまったから
1人が余計怖くなる。
またマキはパタパタと洗濯物を
干しにかかる。