そばにいれたなら
last NIGHT maki 「約束」
最近、あたし幸せすぎるかも。
だってだってレイと仲良くなれたし。
今は生きることが楽しくて仕方ない!
そう思ってたのに――…
「…マキ、ちょっときなさい」
あたしの目の前には2人の男女。
そう、あたしの両親。
あたしはうながされるまま2人の
向かい側にあたるソファーに腰をおろす。
完っ全に眉間にシワがよってるいつもはうちにいないお父さんと
その隣でお父さんの腕にへばりついてるお母さん。
2人とも嫌いじゃない。
けどいつも家にいないときは嫌い。
「お前、最近朝から誰と会ってる?」
そんなの関係ないよ。
「誰でもいいじゃん」
「マキ!」