モノクローム
家に帰ってもあたしはテンション上がったままだった。
『ねぇねぇ…聞いて!今日零にバッタリ会ったの。
で、話しできたんだp(^^)q
バンドでボーカルしてんだって!
超カッコイイし〜(☆_☆)』
明日香にメールをする。
『はぁ?零って誰?
もしかして黒の君?』
『うん、そう!零っていうんだって。・+(*゚∀゚*)+。』
『へえ…色々話せたんだー!
よかったじゃん(*○´艸`)━☆』
『まぁね…でもなんか気になる』
『何が?本気になっちゃいそうってこと?』
『違う…なーんかね……
う〜ん、心開かないっていうか…
いつも淋しげで、芯から笑ってないような…』
『そりゃさ、いきなり心開かないよ!
京奈みたいに誰にも警戒心持たない人ばっかじゃないの(*≧m≦*)』
『そーゆーんじゃないんだよなぁ(*∪д∪;)』
それっきり明日香から返事はなかった。
あたしはドキドキ興奮がおさまらなくて
なかなか寝付くことができなかった。