なんでやねん。









私の席は、前の方でもなければ後ろの方でもない、いわゆるど真ん中な席。

対するヒロキも、奇跡ともいえる確率で、私の左隣の席。


見られてしまうのも無理はない。



そんな中、ヒロキは座りながら身体をこちらへ向けて、頬杖をつきながら睨んでくる。

私は黙々と黒板を見ながらメロンパンを頬張るだけ。



クスクスと笑う周りの視線にも気付かず、言い争いは続く。




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