君のために…


入学式も終わり、
新しく出来た友達と
軽く話して駐車場に向かう。



この学校は通学に
通学バス、寮、自転車、徒歩
とある。


いろいろな所から
受験して集まっているからだ。



僕は通学バスで、
久留米駅方面の2番のバスに決まっている。


今日は入学式だから、
行きは車で、帰りだけ通学バスに
のるようになっていた。



2…番は…あった。


のりこむと、何人か既に座っていた。



僕は前のほうに座り、
発車を待った。




コツコツッ…

「このバスだよね?良かったぁ、間に合って。」


ギリギリに乗ってきた人をみた。


栗色の髪…




彼女だ……。




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