好調の理由
男「やったよ!!おぃどこだ~い?」


男は慌ただしくアパートのドアを開けた。


"なんだぃ、うるさいね~"


男「そんなとこにいたのか~!聞いてくれよ、とうとう俺は医者になれるかもしんないぜ~」


"そりゃ・・・・なれるにはなれるだろうよ"



男「これでやっと俺はまともな人間になれるってもんだい」



"今まではなんだったんだい"


男「引っ越そう!見晴らしのいい場所!海が見える所がいい」


"どこでもいいけど、近所付き合いのいい所にしてくれる~、こっちの社会も色々あるんだから"


男「俺もとうとう医者かぁ~!オマエはどう思うよ、俺はあのダンボールの城の頃に比べたら、天と地程に成長したように思うんだがよ!」

男は誇らしげに猫に語っている。


"前向きな姿勢はいい~んじゃな~い。・・・・・眠いからもう寝るよ"
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