龍と虎に愛されて。

「つーか俺らさ、名字で呼びあうのやめねぇ?」


「え?何で?」


「一応、今日から付き合ってるんだし」


「なんか一応って言い方ヤダなぁ……」


「うるせぇな。これから龍心って呼べよ?」


「でも、急に変えるのは無理だよ!!」


無理って言ってるから無理なんだよ。


「……分かったか?」


ギロッと横目で睨みつけると、明菜は少し動揺したようにコクリコクリと小刻みに頷いた。


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