龍と虎に愛されて。

「………っ。龍心……、ごめん…ね」


本当にごめんね。


あたしのせいで、龍心の学校生活をメチャクチャにしちゃたよね。


龍心にノート写させたり、日直の仕事押し付けたり。


それだけじゃない。


あたしは……、龍心を退学に追い込んでしまった。


龍心の未来をあたしが奪ってしまったんだ。


謝っても、許してもらえる問題じゃない。


そう考えると、涙がとめどなく溢れだした。


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