龍と虎に愛されて。

「……マジ、暇」


学校ならば机に伏せて一眠り出来るのに。


飯を食い終わり、特に喋り相手のいない俺は暇を持て余していた。


携帯をいじろうとして見ても山の頂上は圏外で。


「使えねぇな」


携帯を乱暴にポケットに押し込んだ時、ポンポンっと肩を叩かれた。
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