龍と虎に愛されて。
「まぁ、いざとなれば俺が迎えに行ってやるよ」
「でも、龍心お化け係でしょ?助けに来れないよね……?」
「サボるに決まってんだろ。近くでバカ共がギャーギャー騒いでるの見てるだけ」
「あ……そっか……」
龍心がお化けの格好するとか……ありえないもんね。
「でも……サボって大丈夫なの?また謹慎とかにならない?」
また自分のせいで龍心が謹慎になったら……そう考えると龍心に頼るのを躊躇した。