龍と虎に愛されて。
しばらくすると予想通り、見回りの教師が部屋を覗きに来た。


「お前ら、ちゃんと寝るんだぞ!女子の部屋に行く事は全面禁止だ!分かったな!?」


それだけ言って部屋を出ていこうとする教師。


俺は何も言わずタヌキ寝入りを決め込んだ。


すると、何かを思い出したのか


「そうだ、この部屋に小林はいるか?」


部屋の扉に手を掛けた教師が突然振り返った。
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