龍と虎に愛されて。

「ありえない。部屋に戻る」


「ダメだ!」


勢いよく立ちあがると、教師は俺の腕をグイッと掴む。


「いてぇな。これって体罰じゃね?あんた訴えるよ?」


痛くもかゆくもないけれど、そう言えば少しは怯むだろう。


しかし、教師は俺の言葉に意味深な表情を浮かべた。


「小林のお母さんにお願いされてるんだ」


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