龍と虎に愛されて。

「何をだよ」


「『龍心をビシバシしごいてあげてください』って言ってたぞ」


「あのババァ。余計な事言いやがって」


「ほら、お母さんもそう言っていることだし。早く書け」


こうなったら一刻も早く反省文を書き終わらせるしかない。


そうすれば解放される。


「分かったよ。早く腕離せよ」


俺は教師の手を振り払い、ドカッと床に腰を下ろした。
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