龍と虎に愛されて。

「……こっちから会いに行けばいいのかな?」


龍心が女子の泊まる階に来て先生にバレたら、今度は謹慎では済まされないかもしれない。


でも、あたしからいけば見つかっても龍心のせいにならないだろう。


「……ちょっとだけだし大丈夫だよね?」


確か龍心の泊まる部屋は3階だったはず。


あたしは龍心に会いたいという思いから、こっそり部屋から抜け出して、3階に続く非常階段を下りて行った。
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