龍と虎に愛されて。

「そんなこと言わないでよ~。ねぇ、どっかいこうよ?お姉さん、お金持ってるよ?」


明らかに嫌な顔をしても、空気が読めないのか女達はなおも俺を誘い続ける。


それどころか、女はいつの間にか俺の腕に自分の腕を絡ませていて。


「いい加減にしろよ」


わざと腕に胸を押し付けて俺の反応を伺う女に嫌気がさす。


「今からラブホでもいいよ?なんなら、お小遣いあげようか?」

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