龍と虎に愛されて。
「へぇ。小遣い、くれんの?それなら考えてもいいけど」


「いいよいいよ~。君かっこいいし、なんなら前払いするよ?」


どんだけ男に飢えてんだよ。


女が男を金で買うなんて世も末だな。


女はバカでかいバッグの中から一流ブランドの財布を取り出した。


「これでいいでしょ?」


万札三枚を俺の顔の前に差し出して、満足そうに微笑む女。


俺もすぐさま女に微笑み返した。
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