龍と虎に愛されて。

これから先もずっと、龍心の傍にいたい。


「ねぇ、龍心……ずっとあたしと一緒にいてくれる?」


駅までの道のりを歩きながら、隣にいる龍心に問いかける。


「なんだよ、突然。まぁ、いてやってもいいけど」


「何それ……。ちゃんと言って?」


あたしは龍心が好き過ぎてたまに怖くなる。


龍心がいなくなったら……そんなことを考えて暗くなる自分がいる。
< 357 / 478 >

この作品をシェア

pagetop