龍と虎に愛されて。
「そういう、あんたとリカちゃんはどういう関係なの?付き合ってんの?」
「当たり前だろ!!」
男は自慢げにそう言い放つと、リカちゃんの肩を掴んで自分のほうに引き寄せた。
「分かったか?リカは俺の女だ」
「も~、マサってば~!!こんなところで恥ずかしいよ!!」
リカちゃんもまんざらでもないのか、嬉しそうな表情を浮かべる。
リカちゃん、ごめんな。
でも、これはリカちゃんの為でもあるんだ。
この男がどういう男か、リカちゃんも知る必要がある。