龍と虎に愛されて。
「もう、ここには来るな」
俺がそう言うと、愛は悔しそうに唇を噛んだ。
「分かったわよ。もう来ない!!だけど、愛しの優華ちゃんも、もうここにはこないと思うよ?」
「なんで?」
「大虎の過去、全部優華ちゃんに話しちゃった。優華ちゃん、すごいビックリしてたよ」
「その話……優華ちゃんにいつしたんだよ」
「3日前くらい。なんで?心当たりでもある?」
クスクスと笑う愛は、「もう、いこっ?」と周りの友達に声を掛けて、コンビニを後にした。