龍と虎に愛されて。

「お前ら、ただじゃおかねぇ」


「うるせぇ!!」


ギロッと正面から睨みつけると、男達は一斉に俺めがけて金属バッドを振り下ろした。


ゴンッという鈍い音と同時に肩に激しい痛みが走る。


「痛ぇな……」


その瞬間、何かがプツリと切れた。


この分厚いメガネもヅラも邪魔すぎる。


視界の悪いメガネを外して、ヅラを取り地面にブン投げると、男達は唖然とした表情を浮かべた。



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