先生と生徒
「待って・・・。雄輔先生に報告してからおろしたいの・・・。そしたら・・・もしかしたら・・・別れちゃうかもしれないけど・・・。雄輔先生には嘘はつきたくないの・・・。だから・・・待って・・・」

「・・・わかった。」

「ごめん・・・」

「何かあったら言うんだよ?」

「うん。ありがと」



そして薬局のトイレを出て麻紀に家まで送ってもらった。




麻紀は心配そうな顔をしていた。




ごめん。麻紀。


こんなに心配かけて・・・。



ごめんね・・・。




私は自分の部屋で親にバレないように声を押し殺して泣いた。
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