先生と生徒
今日はバレンタインデー。




平山さんはもしかしたら他の男と幸せな時間を過ごしているのかもしれない。



それでも・・・俺は平山さんが無事でいるのを確認するだけでもよかった。





あと俺の子供も。




一度だけ見て、もう平山さんのことは諦める。




もうここに来る前から決めていた。





本当は悔しい。



本当は誰にも渡したくない。






でも俺は平山さんが元気でいればそれだけでいいんだ・・。

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