先生と生徒
「もう離さない・・・。平山さん・・俺は平山さんが好きだ・・」

「私も離したくありません・・。もう・・嫌です・・。先生のいない人生なんて・・・。寂しかった・・・ずっと会いたかった・・・」




先生の腕の中で泣いていると、



「ママ・・・?」



優菜が心配そうな声で私を呼んだ。




それに気づいた私と雄輔先生は抱きついていた体を離した。




私は泣きながら、



「この人はね・・・優菜のパパだよ・・」




笑顔で言った。

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