先生と生徒
「葵...。ちょっといい?」

「あっ、うん」

「あのさ、やっぱ協力するよ。告白。」

「えっ、でも...」

「あのね、最近彼氏と別れて、恋してる葵がうらやましくて....。それであたっちゃったんだ.....。ごめんね....。でもやっぱり葵には上手くいってほしいから。」




私は嘘をついた。




「そうだったんだ....。ごめんね。そんなことも知らずに....。」

「うんうん、こっちこそごめん。だから私に協力できることがあったら言ってね!」

「ありがとぉ~、香奈大好き~~~♪」




葵は私に抱きついてきた。



それでも私は無理矢理笑ってごまかした。
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