先生と生徒
キーンコーンカーンコーン・


「あっ、チャイム鳴っちゃった...。」



チャイムが鳴った瞬間、葵が静かになった。



きっと雄輔先生に会うのが辛いのだろう。



「大丈夫だよ!先生も多分、葵のこと振っちゃって気まずいと思う....。」

「うん...。昨日すぐ振られちゃったし...。」

「....申し訳ないと思ってるよ!」

「そうかな....。」

「きっとそうだよ!あっ、先生来ちゃった。じゃあまたあとで。」

「うん...。」



いったん葵とは別れ、席に着いた。
< 61 / 242 >

この作品をシェア

pagetop