折れない心
こんな日に那抖からデートに誘われるなんて...




《水族館でも行かね?》




「水族館?
 このクソ寒いのに?」




《なんか冬の水族館もよくね?》




「魚嫌いなんだよね〜」



《エビとかカニもいるぞ?》




「食べれるんならいいけど・・・」




《かっこいい鮫が見れるぞ♪》




「こわぁぁぁあーいぃー!」




《おまえケンカ売ってんのか!》




「冗談だってばぁ!」




嘘じゃないんだけど・・・





「いいよ、行こうよ♪」




《なら、迎え行こうか?》



「ん〜待ち合わせがいいなぁ。
 お昼からにして
 ほしいんだけど、いいかな?」




《じゃあ、12時に
 駅前のバス停で待ってる》




「うん、わかったぁ♪
     じゃねぇ♪」




《じゃあ、気をつけてな♪》




「ふぅー」


あたしは携帯を閉じ、すぐに鏡を覗いた。




あー、こんな寝不足な酷い顔で行くのやだ。




も少し寝ておこっと・・・




あたしは何を着て行こうか考えながら、ベッドに横になった。
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