折れない心
「さっちゃん、こんなゲームで
 ほんとに雅人と付き合うの?」

大ちゃんに心配そうに聞かれた。



「うん♪」



あたしはゲームの勝負が決まる前に決めてた。



雅人の汗びっしょりでがんばる姿を見て、付き合ってみようかなって。



「よっしゃ!
 ラーメンで乾杯だにゃー!」

よっちゃんがはしゃいだ。


そういえば、何も食べてなかったんだった。



そのまま、みんなでラーメン屋さんに直行した。




負けた虎ちゃんが、「なんで俺がラーメン代まで」と、泣きながら財布からお金を出した。



「いっただきまーす♪」



「おいしぃ〜♪」

みんなで食べるラーメンは、なによりも美味しかった。


「沢山で食べるのって、
 なんだか楽しいね♪」



「あぁ、そうだな♪」



よっちゃんが、ラムネを人数分買って来た。



「あーっ!懐かしいね!」


「雅人とさっちゃんに
   お祝いだにゃん♪」

「よっちゃん、ありがとう♪」


「おー悪いな!」




「じゃあ、カンパーイ!」



ラムネの中のビー玉が瓶の中で、宝石のように煌めきながらコロコロと転がった。
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