折れない心
「アニキ?どーした?」
「いや、俺なんか飲み物
買って来るわ」
――カラカラカラ・・・
あたしの返事も聞かずに、ドアを開け出て行った。
「あっそうだ!ねぇママ、
もう一人友達が出来たよ!
名雪って言うの。
めっちゃかわいいよ!
今度連れて来るからね♪」
「そう、よかったわね。
学校の方はどう?」
「あっうん、ちゃんと行っ
てるから心配しないでよ」
「卒業したら、
専門学校行くんでしょ?」
「ん〜わかんないけど・・・」
――カラカラカラ・・・
アニキは三本ジュースを手に持ち、戻って来た。
「どれがいいのかわかんなかった
から適当に買って来た。
体に良さそうなの・・・」
いまさっきより、赤い目をして戻ったアニキに気付かないフリをした。
「ありがとう!アニキ。
ママ?飲める?リンゴ?
オレンジ?野菜ジュース?」
「ママは欲しくないから
紗茅が飲みなさい。
野菜はちゃんと食べてる?」
「ママぁ〜、人のことより
自分の心配しなさいって」
「だってママ、
紗茅のこと心配で心配で・・・」
「大丈夫だってば。
お昼も夜もお弁当食べてるから
いい物食べすぎて、カロリーが
気になるぐらいだし」
「そう、よかった。
安心したわ・・・」
「いや、俺なんか飲み物
買って来るわ」
――カラカラカラ・・・
あたしの返事も聞かずに、ドアを開け出て行った。
「あっそうだ!ねぇママ、
もう一人友達が出来たよ!
名雪って言うの。
めっちゃかわいいよ!
今度連れて来るからね♪」
「そう、よかったわね。
学校の方はどう?」
「あっうん、ちゃんと行っ
てるから心配しないでよ」
「卒業したら、
専門学校行くんでしょ?」
「ん〜わかんないけど・・・」
――カラカラカラ・・・
アニキは三本ジュースを手に持ち、戻って来た。
「どれがいいのかわかんなかった
から適当に買って来た。
体に良さそうなの・・・」
いまさっきより、赤い目をして戻ったアニキに気付かないフリをした。
「ありがとう!アニキ。
ママ?飲める?リンゴ?
オレンジ?野菜ジュース?」
「ママは欲しくないから
紗茅が飲みなさい。
野菜はちゃんと食べてる?」
「ママぁ〜、人のことより
自分の心配しなさいって」
「だってママ、
紗茅のこと心配で心配で・・・」
「大丈夫だってば。
お昼も夜もお弁当食べてるから
いい物食べすぎて、カロリーが
気になるぐらいだし」
「そう、よかった。
安心したわ・・・」