錯乱(好色一代女)
母は起き上がるとすぐにガウンをまとい私の元へ飛んで来た。


私は母の優しい言葉を期待していた。


『何してるの!!』


今まで見たことのない母がそこに居た…。

そして私は、平手で三度頬を叩かれ髪を引きずられてローカへと追い出されていたのだ…。

頬がジンジンと熱い。
〃ジョーイ〃が来た日は絶対部屋から出ないと私はこの日から心に誓った。


さっき見た光景の意味はこの何日か後に分かるとはまだ知らずにいた。


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