錯乱(好色一代女)
憎悪
私は幼くして女の悦びを覚えてしまった。

身体だけが先走り心が必死に後を追っていると言えばいいだろうか…。

私自身、ジョーイを好きだったのか今では忘れてしまったがはっきり覚えている事がある。
同じ悦びを母親がジョーイに与えられている事が気にいらなかった。
自分だけのモノにしたくてたまらなかった。

その感情は日ごとに強まり自分だけのモノにする事を考えるようになっていた。



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