錯乱(好色一代女)
飛び散った血のせいなのか…窓から見える夜空の星は真っ赤に光っている。

『綺麗だな…』

私はずっと星を見ていた。

これでもう私だけのモノになった…。

物音で目を覚ました母がドタバタと駆けつけた。

裸の私を見て虫の息のジョーイを見ると私へ駆け寄り着ていたガウンを羽織らせた。

私が強姦されたと勘違いしていた。


ジョーイは僅かに私を指さすがもう言葉が出ない。



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