錯乱(好色一代女)

手配

私は次の日の仕事を休んだ。

どんな顔をして若女将と旦那さんに会ったらいいのか分からなかったのだ。


久しぶりに朝寝をして今までした事のないこの町の観光をしてみた。

自分の働いている旅館から歩いて30分程の温泉宿に入り美味しい物を食べてカフェで初めてアイスクリームを食べた。

甘くて冷たいアイスクリームはとても美味しかった…。

もっと早く食べに来れば良かった。

16歳の私がそう思っていた。



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