錯乱(好色一代女)
私はこのまま捕まってもいいと思っていた。
英生と栄太郎の愛を手に入れて、とても満足していたから…。


罪を償いたいから捕まるのではなく、愛を手に入れた私は逃げる必要がないのだ。

私は近所の駄菓子屋へ行き電話を借りた。

警察に呼ぶために…。
あっと言う間に警察が来て小さな町が慌ただしくなった。



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