女王様の華麗なる恋【平凡彼女はシンデレラⅡ番外編】
【和也】


「若様、雨宮奏美様の資料をお持ちしました。」

「ありがとう。」



あの日から数日。



アイツは俺の条件をクリア出来るのだろうか。



俺は資料に目を通した。



「…雨宮奏美、22才。職業モデル、両親は俳優で、7人姉弟の次女。」



金持ちのお嬢様って事か。



モデルでは世界一の座を持つカリスマモデル。



「ふーん。」



だいたいわかった。



「面白い奴だな。」



ルックス、学歴、経済力、総てを含めて俺って訳か。



高飛車なお嬢様だ事。



いや、女王様の域に達してるな。



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