恋人未満なキミとオレ~キミには言えない秘密の想い~
キミに投げたのは
『暇つぶし』という名の媚薬
キミはなんのためらいもなく
差し伸べた手をとった
空っぽの心を埋めるために
空っぽの身体を埋めるために
普段は見向きもしない『媚薬』を
キミは手にしていた
痺れる指先の感覚に酔い
焼けるような熱情に身を任せ
キミは全てを忘れるためだけに
媚薬のもたらす甘美な夢に 身を投げ出した
触れるキミの心の線に
触れるキミの身体の線に
そっと乗せるよ 想いの色を
キミとってそれが
一時の夢物語であったとしても――