恋人未満なキミとオレ~キミには言えない秘密の想い~

どうやったら キミは笑ってくれるのだろう?

どうやったら キミを笑わせることが出来るのだろう?


俯くキミは


どうやったら 前を見てくれるのだろう?


キミが答えるよりも前に


オレはキミの答えに蓋をする


分かり切ったことを聞いたのはオレ

オレじゃないあの人ならば

きっと簡単にできることに

苛立ちと嫉妬が噴き出しそうで


想いをぶつけるように キミにキスをした


キミの全てに触れたいのに

キミに触れられるのは表面だけで

何一つ触れられないキミは


まるで雲


どうか流れて行ってしまわないで

どうか逃げて行ってしまわないで


降り注ぐようにキミにキスをする


何度も何度も熱いキスをキミに贈るから


キミが笑えるまで傍にいると誓うから


我儘でも なんでも


オレはキミに会いたい


明日も明後日もまたその次の日も


キミに……会いたい
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