恋人未満なキミとオレ~キミには言えない秘密の想い~
潮風になびく長い黒髪
撫でつけるように整える
高いヒールに足元を取られ
うまく走れないキミの手を引いて
波打ち際まで走っていく
静かにさざめく波の音
優しく通り過ぎていく潮風に
手招きされるがままに
キミの手を取り 走っていく
まとわりつく砂を蹴って
何度も何度も躓きながら
キミと一緒に走っていく
無心になって
すべて忘れて
ただ走ればいいよ
オレがキミを支えるから
無心になって 走るんだ
キミを呼んでる海の歌に
そっと耳を傾けて――