恋人未満なキミとオレ~キミには言えない秘密の想い~
さようなら 愛しいキミ
キミの眠る顔を眺めながら
キミの穏やかな息遣いを聞きながら
オレはキミから足跡を奪う
まるではじめからいなかったかのように
この出会いがなかったかのように
キミの記憶以外の記憶を
オレはキミから奪っていく
それなのに――
震える指先
震える唇
愛しいキミから自分の存在を消すことが
これほど怖いと思わなかった
愛しいキミの記憶以外
オレは記憶に残らない
だからどうかいつまでも
キミの記憶の中だけは
オレを
オレ自身を
どうか どうか 覚えていて――!!