女シャブ売人人生-波瀾万丈な一人の女の物語-
『はい、もしもし』
『あ、分かる?久しぶり。今1万だけやけど行けるかな?出先やから一時間位かかるけど』
『いけるよ、また近くでメールして。着く10分位前に』
『そないするわ。久しぶりやからサービスしてな。』
『今、高値やけど気持ち多めにしとくわ』
『頼んます』
『また近くで連絡してきてな、じゃあ後で』
ガチャンッ
久しぶりに携帯がなった相手はブツブツと呼び名のオッチャンから。
久しぶりやからビックリした。
こんな高値の時期は普段鳴らない人から携帯がなるのは普通の話。
鳴り出したら時間もかぶって来るのも普通の事。バタバタしてくる。
おまけになる電話の度にイライラもした。
小分けしながら用意をしてる最中にまた携帯がなった。
『プルル~プル』
『もしもし~』
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