*彼、許婚*



涼太は立ち上がり

俺に指をさした




「せっかくの年明けなんだから、仲良し6人組で年越ししたいだろ??」


「別に...」




仲良し6人組みって気に入らない


俺は、心と二人で年を越したい




「はぁ...そうやって我が儘だから」

「悪いな」



「でももう遅いよ」



隣に居た結衣が足を組んで言う


「あたし達、2日分の荷物も持ってきちゃったし。それに、心ちゃんだってOKしてるし」


「はい」




いやいや!!


俺の意見は!?




心は俺と二人きりじゃ嫌なのかよ??




なんて考えても

心の耳には届くはずがない





「...わかったよ」


「やったー!!OKもらったぞぉ!!」


「じゃあ今日はみんなでここに寝ようか!!」


「はぁ!?リビングでかよ!?。硬いだろ!!」


「いいのいいの」

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