*彼、許婚*



「それより、何で優君がそんなに焦ってるの?」

「え?いや...別に...」



「大丈夫だって!別に心ちゃんを奪ったりはしないから♪」

「あぁ...うん」




そんな事じゃないんだけどな...


まあとにかく

昼休みに心に聞いてみるか






_______________________
________________




俺は4時間目が終わり

真っ直ぐにここの教室へ行った



「あっ、優さん!お弁当食べますか?」

「あぁ...うん。その前にちょっといい?」


「...?」



俺は弁当を持った心を呼び出し

中庭へ呼んだ




「優さん、どうしたんですか?」

「あのさ」



俺はクルッと後を向き

心を見つめる



「山本有紗と今日朝話したんだって?」

「っあ...その...それは」



< 177 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop