*彼、許婚*
「それより、何で優君がそんなに焦ってるの?」
「え?いや...別に...」
「大丈夫だって!別に心ちゃんを奪ったりはしないから♪」
「あぁ...うん」
そんな事じゃないんだけどな...
まあとにかく
昼休みに心に聞いてみるか
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俺は4時間目が終わり
真っ直ぐにここの教室へ行った
「あっ、優さん!お弁当食べますか?」
「あぁ...うん。その前にちょっといい?」
「...?」
俺は弁当を持った心を呼び出し
中庭へ呼んだ
「優さん、どうしたんですか?」
「あのさ」
俺はクルッと後を向き
心を見つめる
「山本有紗と今日朝話したんだって?」
「っあ...その...それは」