*彼、許婚*


「ま、いいけどさ。…それより、これからどうする?」


馴れ馴れしく肩を組んできた涼太の上を払い俺は腕を組む

別に考えて組んでるわけじゃない

これが楽なんだ



「帰る」



俺はそれだけを言って

ベンチにおいてあった鞄を持ち

屋上の扉を開く




「おい待ててよぉ____い゛っ!!」




キモイ声を出す涼太の足を踏み

俺は足を進める




そして俺は

学校をサボり涼太と家に帰った
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