*彼、許婚*




「で、では私は…、食事の準備をしてきます」




そして心は顔を赤く染めながら

風呂場を出て行った



扉を閉めないで出て行ったから

寒い。





…気まずいけど

もう出よう。





その後、気まずいまま俺らは食事をして

それぞれの部屋へ行って眠った。





今日の美和子のことなんてもう忘れた。

今は、さっきの心の表情が忘れられず

なかなか寝付けない。
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