*彼、許婚*



「おい、マジでここどこだよ」



さすがの五十嵐も不安になったのか

エレベータの中でそう言う




いざとなったら、全部心に話してもらおう






「ここだ」



最上階のたった一つの部屋

ここが俺と心の家だ




鍵を開け4人を部屋へ入れる





「ここは...心ちゃんの家ですか?」

「違う」



「じゃあ...なに?」




俺は1番後でとぼとぼ歩いている心の腕を掴み言った。





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