正反対恋愛
優等生で通ってる私が授業中に大きな声をだすなんてとんでもないことだ。


「どうした?谷崎、俺のいってたことなんかおかしなところがあったか?」


「いや、あの、自分の思ってた答えと違ってたもので」苦しい言い訳だが、優等生という肩書きがうまいことカバーしてくれた。


恥ずかしくてうつむく私に本城くんはクスクスと笑っていた。

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