りんごな二人
学校へ行くための身支度も終わって、家を出た。
すると、なんと佐野君がいた。
「あっ」
「…どうしたの?」
「一緒に行きたいと思って」
まさか来てくれると思わなくてビックリした。
「ありがとう!嬉しい!」
昨日送ってくれたとき、家覚えててくれたんだって。
駅について電車に乗った。
結構空いていて座ることができた。
「…あのさ」
「ん?」
「若菜って呼んでいい?」
「うん……、いいよ!」
なんか、恥ずかしいけど…
「じゃあ俺の事は涼汰ね!」