先生にキス4.5chain-story


「……えっと……プロポーズ…してくれたんです…。」


もう最後の方は聞こえないくらいの声で呟くように話した。

ひゃあ〜!!
プシュ〜ッと顔から湯気が出ているみたいだよ〜!


顔を俯ける私の周りでは、夏井さんたちの“キャーッ”という興奮まじりの歓声が沸き起こる。



その突然の大きな声に、それぞれ歓談していた庶務課の皆さんが一斉に会話を止めた。


な……なんか
すごく視線を浴びているような気が……。


私は、ゆっくりと顔を上げた。



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